世界は良くなっている?『ファクトフルネス』で世界情勢の真実を知ろう!

国際情勢への知識が少ない人

英語を学ぶに当たって、世界についても色々知っておきたい。外国人と話したときに、あまりにも世界のことを知らないと、恥ずかしい思いをすることがあると聞くし…。まず手始めに、何を勉強したらいいだろう?

英語を勉強していくと、だんだんと海外の方と話す機会が増えていきます。

コミュニケーションを取ることになる人も、必ずしもアメリカ人やイギリス人などのネイティブとは限りません。

筆者自身、アフリカや東南アジア出身の人と出会って、あまりにも彼らの国について知らないため、とても恥ずかしい思いをしたことがあります。

今回の記事は、今話題のスゴ本、『ファクトフルネス』を紹介します。

この本は、世界情勢について、おそらく日本人のほとんどにとっても、目から鱗、びっくりするような現在の世界の姿を、

統計に基づいて実証的に描き出してくれる本です。

これ一冊を読むだけで、現在の世界はどうなっているのか、正確な情報を把握でき、様々な国の人がどのような生活状況にあるか、ある程度感覚的に把握できるようになります。

この情報は、今後、英語を活かして外国人とコミュニケーションをしていく上で、必ず役立つ観点となってくるはずです。

目次

  • 世界の貧困は今?
  • 人々が間違った認識を持ち続けてしまう理由
  • 世界情勢の正しい把握のために、覚えておくと便利なこと
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世界の貧困は今?

よくある質問

本書にも書かれている、世界の貧困についての質問を引用します。

まずは、こちらについて考えて見てください。

質問:世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?

A.20%

B.50%

C.80%

質問:いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる?

A.20%

B.50%

C.80%

さて、どうでしょうか?

こちらの質問は、本書の帯にも書かれているものなのですが、

私は当初、ああ、この手の質問ってよくあるやるだな、と考え、

多分、一番悪い数字が真実だろう、と想定しました。

おそらく、これまで日本で普通に教育を受けてきた人も、似たような発想をする人が多いと思います。

世界には恵まれない子供達がたくさんいて、彼らの貧困は一向によくならない…。というような、ネガティブなイメージを持っているからです。

上記の質問に対する回答は、実際にはいずれもCです。つまり、世界の大多数の子供達は予防接種を受け、電気が使える人々も、想像以上に多いのです。

実際には…

本書では、上記に類するような、世界の貧困状況に関する質問がたくさん用意されています。

そして、著者であるハンス・ロスリング氏は、国連などを含めた、世界の知識人が集まる会議等で、同様の質問を多くしてきたそうです。

その結果、大抵の場合では、質問の相手がどれほど教養のある人でも、

上記の質問の答えを私たちが間違えたように、実際よりも遥かに悲観的な回答をする傾向があったとのことです。

つまり、世界は実際には昔よりもずっと良くなっているのに、

欧米をはじめ、かつての先進国に属する人々は、ほとんどそれを認識できていない、という事実があるのです。

人々が間違った認識を持ち続けてしまう理由

人間には陥りやすいバイアスがある。

では、なぜこのような間違った認識を、人は保持してしまうのでしょうか?

詳しい解説は、本書を読んでいただくのが一番よいと思います。

要素だけをご紹介すると、下記のような人間の認知の特徴が、それをもたらしています。

分断本能:

世界は分断されていて、その溝は決して解消されない、という思い込みをしがち。

Ex. 白人と黒人、男性と女性、先進国と後進国、自国と外国など。

ネガティブ本能:

世界はどんどん悪くなっている、という思い込み。

ニュースでも、ネガティブな情報の方が拡散力があるため、多く発信される。一方、明るいニュースは目につきにくいため、物事が悪くなっているような印象を与える。

単純化本能:

世界はひとつの切り口で理解できる、という思い込み。

Ex. アフリカ=貧困のイメージ など。

上記のようなバイアスが働くため、

世界に対する間違った古い認識がいつまでも、人々にインプットされたままとなってしまいます。

世界情勢の正しい把握のために、覚えておくと便利なこと

本書では、世界情勢を把握するために、下記のような情報を最低限把握しておくことを提案しています。

先進国/発展途上国という分類は時代遅れ

もはや世界は、先進国と発展途上国という枠組みでは説明できなくなっています。

著者は代わりに、国民一人当たりのGDPを指標として、各国の状況を4つに分類することを提案しています。

一人当たりのGDPと寿命の関係によって、各国を表した図。このようにして見ると、各国の状況に非常に想像力が働くようになると思いませんか?

1:1:1:4 という人口比

アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア。各地域にどれくらいの人口が暮らしているか把握していますか?

現在の人口分布は、1=10億人として、

アメリカ:ヨーロッパ:アフリカ:アジア=1:1:1:4

の人口比となっています。

これが、20年後の2040年には、

アメリカ:ヨーロッパ:アフリカ:アジア=1:1:2:5

に変化することも押さえておきましょう。

アフリカとアジアの人口が大きく伸びていく傾向にあります。

所得水準と、人々の生活水準の極めて明確な関係性

本書でも紹介されていますが、著者のハウス・ロスリング氏は、

Dollar Street という、非常に興味深いWEBサイトの運営も行っています。

https://www.gapminder.org/dollar-street/matrix

こちらのサイトでは、各国で実際に生活している家族の写真を集め、各家族の所得水準ごとに、写真を並べてあります。

このサイトを見ると、世界でいかに多くの人が、日本人と似たような生活をしており、

また、所得水準の差異によって、人々の生活や価値観にどのような変化があるか、ということが、ビジュアルでよく理解できると思います。

今回は以上です。

最新の国際情勢に関心のある方は、ぜひ本書を購入して、ご一読されることをおすすめします。

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